犯罪被害者保護制度とは、犯罪に遭ってしまった人に対して配慮したり、保護をする目的として定められた制度です。犯罪に遭ってしまうと、本人はもちろん、そのご家族までもが精神的なショックを受けることが多々あります。また、それによって体調を崩す人も少なくありません。例えば、性犯罪などの被害に遭ってしまった場合で裁判で証人として出席する場合は、当時の出来事を詳しく証言しなければならないために、被害に遭われた方の精神的な負担が強くなります。このような場合は、証人と被告人や傍聴人の間に衝立をしたり、別室でテレビモニターによる証人尋問にして、被害に遭われた方が犯罪加害者や傍聴人と顔を合わせないような配慮がされます。
また、被害に遭われた本人やそのご家族が、直接裁判に出席して裁判の経過や結果を知ることができる参加制度があります。この参加制度は平成20年に始まったばかりの制度ですが、その後の法律改正で、現在では、経済的な負担を軽くし、より裁判に参加しやすいような制度になっています。具体的な内容としては、刑事裁判に出席した人に対して旅費や日当、宿泊料などが支給されるようになったことです。これらは裁判所に書類を提出すると、法テラスから支給されます。