懲役とは刑罰の一つであり、犯罪を行ったことについての責任として、刑務所において自由を剥奪した上で刑務作業に服させる刑罰を言います。これは裁判所において判決によって言い渡されるものであり、一定の犯罪を犯したことが検察官によって証明された場合、すなわち「有罪」であるとされた場合には必ず言い渡されることになるものです。もとより、その刑の重さについては、裁判所で適切なものが選択されることになります。
執行猶予というのは、刑罰の言渡しをするものの、一定期間のその執行が猶予されるというものであり、その期間が無事に経過すれば刑罰を受けなくてよいということになります。したがって、執行猶予が言い渡された場合には直ちに刑務所に行ったりする必要はないことになりますが、これはあくまでも有罪判決であることには変わりはありません。
そして、よく「実刑」という言葉が用いられ、要するに直ちに刑務所に収容されることを言うのですが、これは必ずしも法律上書かれている文言ではありません。「実刑」という言葉が用いられるのは、執行猶予がされたか否かという観点から見た用語であり、すなわち、これがされていないということを指す用語であるといえるのです。